Q:最近、歯磨きすると血が出ます。歯周病でしょうか?

A:むし歯は穴が開いて痛くなって、自覚症状がはっきりしていますので、わかりやすいかもしれませんが、歯周病は初期段階では、自覚症状が乏しく、気が付いたときには歯が抜けてしまった!なんて事も少なくありません。歯周病初期の症状としてあげられるのは、歯肉からの出血です。歯磨きをするとブラシに血がつく方もいらっしゃるのではないでしょうか?これは磨き残しがあるせいで、歯肉が腫れて歯肉炎になっている状態です。特に歯と歯肉のすきま(歯周ポケット)に磨き残しがあり、細菌が増殖するとこのような状態になるのです。この状態が進行すると歯の周囲の組織(歯を支える骨など)が侵襲を受けて、歯が揺れてきます。すると歯と歯の間にものがつまりやすくなり、歯と歯の間につまった食べ物が腐敗すると臭いにおいがして、周囲から口臭を指摘される事になります。ここまでお話した症状に心当たりのある方は、歯周病の可能性が十分にあります。歯周病は進行すると治癒が難しくなりますので、早めにかかりつけの歯科医院で相談してください。早期に治療を始めると歯石の除去などの、簡単な治療ですむ場合があります。歯周病はお口の中の問題ではありません。糖尿病との関係は有名ですし、心筋梗塞、肺炎を重症化させる事もしられています。また、妊娠時には歯周病になりやすく、歯周病の場合は早産の確立が上がる事も言われています。お口は健康の入口であると考えて、十分に注意することが重要です。

 

市川市歯科医師会 広報担当理事 浜田 寛