市川市歯科医師会は最先端です!陽一先生のコラムから。
コラム2
細胞診で、早期に口腔がんを見つけよう!
前回、ご紹介したように市川市歯科医師会の口腔がん検診では、最新の細胞診(液状化検体細胞診)を使っています。
この方法は、欧米の子宮頸がん検診では一般的な方法ですが、口腔に使っている所は極めてわずかです。検診に使われているのは、おそらく市川市が始めてで、15年も続いているのは唯一かもしれません。
口腔がん検診では、市川歯科医師会は最先端と言えるでしょう。
市川市と協力して、皆さんが気軽に歯科クリニックの先生に相談されれば、このシステムが簡単に利用できるようになっています。
その精度は大学病院と同等です。
最近、某芸能人が口腔がんになり、苦しんだと告白されたことはご存じと思います。
口腔がんに限らず、がんは早期発見早期治療が基本です。目で見える大きさになるには10年とも言われますが、目に見える大きさになると急に大きくなるスピードが増して1-2年で2cmほどになると言われています。
そして検診がよく行われる胃、大腸、子宮、肺などでは、直接視ることはできません。
その点、口腔がんは、直接視ることが出来、触れることも可能です。
ご自分でお口の中をみて注意することも大切ですが、全国に先駆けて行われている、頼れる市川の口腔がんシステムをぜひ体験してみてください。かかりつけの歯医者さんをつくって、気軽にご相談ください。
次回は、細胞診ってどんなことをするのか、具体的にお話します。
東京歯科大学市川総合病院 臨床検査科病理
OC-Pad 研究所
田中 陽一